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太陽光パネル表面ってどうなってるの?

☀️ 太陽光パネル表面の構造と特徴

🔳 表面構造(上から順に)

  1. 強化ガラス(カバーガラス)
    • 厚さ:約3〜4mm
    • 役割:太陽光を通しつつ、パネルを保護(落下物・雨風・紫外線)
    • 特徴:高い透明度と耐久性
    • 表面に反射防止加工(ARコーティング)されているものも
  2. EVA樹脂(封止材)
    • ガラスとセルの間にある樹脂
    • 役割:太陽電池セルを気密封止し、衝撃や湿気から守る
  3. 太陽電池セル
    • 実際に発電する主役
    • シリコン系(単結晶・多結晶)が主流
    • 青黒〜黒に見える(見た目はセルによる)
  4. バックシート
    • 裏面の白色シート(反射で効率アップ、絶縁、耐熱性)

🔬 表面の見た目の違い(セルの種類による)

セルの種類 表面の色と質感 特徴
単結晶シリコン 黒っぽい艶あり 効率が高く、高級感あり
多結晶シリコン 青みがかった光沢 安価で普及率が高い
アモルファス 均一な黒色 軽量・柔軟だが発電効率は低め

🌧️ 汚れ・メンテナンスについて
• 表面は自浄性あり(傾斜+雨で流れる)
• ただし、以下のものは発電効率に影響:
• 鳥のフン
• 花粉・黄砂
• 木の葉・影
• 定期的に水洗い or プロの点検・洗浄がおすすめ(年1回目安)

🛡️ 耐久性・長寿命を支える表面設計
• 紫外線・温度変化・風雪に耐える仕様
• 標準で25〜30年の使用寿命
• メーカー保証も「出力保証25年」などが一般的